インプラント

10年、20年先も
しっかりと噛める歯を

インプラント治療とは、歯が失われてしまった部分に人工の歯を埋入する治療のことです。人工の歯根を顎の骨の中に埋め込み、その上に人工の歯を固定します。
入れ歯やブリッジと異なり隣の歯を削って負担をかけることもありませんし、自分の歯と同じような感覚で強い力で違和感なく噛むことができるようになります。

インプラントの寿命について

インプラントの寿命は平均して約 10 年以上といわれています。しかし、セルフケアと定期的なメンテナンスを怠るとインプラントはすぐにダメになってしまう可能性が高くなります。インプラントがダメになってしまう一番の原因は歯周病といわれています。インプラントは天然歯よりも炎症の悪化するスピードは速いため、口腔ケアがあまりうまくいっていないと天然歯同様にグラグラと動きが出てきて、除去しないといけない可能性も出てきてしまいます。

破損の際の保証について

3ヶ月ごとのメンテナンス（自費）にいらしている方は、インプラントは3年間無料保証となっています。
埋入したインプラントの本数によってメンテナンス費用が変わります。

1～2本 3,300円(税込)
3～4本 4,400円(税込)
5本以上 5,500円(税込)

埋入したインプラントが破損した場合

3～4年の間で破損した場合、インプラント代の4割負担していただきます。
4～5年の間で破損した場合、インプラント代の5割負担していただきます。

インプラントの被せ物が破損した場合

インプラントの被せ物は 1 年間無料保証となっています。
1～2年の間で破損した場合は被せ物代の2割負担していただきます。

インプラントが難しいケース

顎の骨が少ない方

インプラントを埋入するにあたり最低でもあごの骨の高さと厚みが 5 mm程度ないとインプラントをしっかり支えることができずに、お口の中のけがや細菌感染の危険があります。

骨粗鬆症の方

骨密度が低下し、骨がもろくなっているためインプラントを支えるのが難しくなります。

重度の内臓疾患および循環器疾患のある方

インプラント治療は外科的な処置になるため、重度の高血圧や心臓病などがある場合は出来ません。血液サラサラなお薬を飲まれていることも多いので、手術によるストレスから血圧がさらに上がり、血が止まらなくなる可能性があるからです。

重度の歯周病がある方

インプラントは天然歯と比べて炎症が悪化するスピードが速いです。そのため重度の歯周病がある場合、インプラント周囲炎にかかる可能性が高いです。インプラント周囲炎にかかってしまうとインプラントがグラグラに動いてしまったり、抜けてしまう可能性もあります。

糖尿病や免疫不全の病気を有する方

糖尿病や免疫不全を有する方は免疫力が低下しているため、細菌感染を起こしやすい状態になってしまいます。またインプラントと骨結合にも影響を及ぼすリスクになりえます。

喫煙者の方

タバコに含まれるニコチンはインプラントと骨の結合を妨げるので治療が困難になってしまいます。
ニコチンは歯茎の血行を悪くして、インプラント周囲炎になりやすく出血もあまりしないため発見が遅れてしまうことがあります。
インプラントの事を考えると禁煙していただくのがベストだと思います。しかし、どうしてもやめられない人は1日10本以内に抑えて禁煙していく。または、インプラント治療の2週間以内禁煙し、治療後も減煙もしくは禁煙を継続してもらうのが理想的です。